2016 高校教員向けIT講習会(プログラミング教育)のサポートページ

講師: 米元(九州産業大学 情報科学部)
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■リンク集
■Processingの基本 今回、プログラムの構造は以下のように3つの部分から成ると考える。
メモリ(変数)の定義

int x, y;   ←(例)座標(x,y)というメモリを定義

void setup() {
   :   ←メモリの最初の値などをここに記述(一度だけ実行される)
}
void draw() {
   :   ←描画命令はここに記述(繰り返し実行される)
}

※「クリップボードにコピー」を押すと枠内のテキストがコピーされます。
※貼り付け方法... Ctl-v もしくは右クリック→貼り付け

■Processing入門1:ウインドウ生成


【演習】 320x240の大きさのウインドウを生成する。
setup(){...}は一度だけ呼び出される処理、draw(){...}は繰り返し呼び出される処理。
size(w, h); ... w × h 大きさのウインドウを生成する。


■Processing入門2:描画命令の利用@

drawの中に


【演習】 円(、線、矩形、塗りつぶし円)を描く。
ellipse(160,200, 40,40); ... 中心(160,200)、大きさ40×40の円
fill(r,g,b); ... r,g,b [0,255] 3つの数値で図形の色を指定。(255,0,0)は赤。
線なら、line(160,200, 200,100); 矩形なら、 rect(160,200, 80, 40);


■Processing入門3:マウス・キーボードの利用


【演習】 円をマウスで動かす。
さきほど追加した描画命令(2行)と差し替える
 ※座標(160,120)→(mouseX, mouseY)に差し替え
background(r,g,b); ... キャンバスをクリアするには単色で塗る。(255,255,255)は白。drawの1行目に置く。


■Processing入門4:変数(メモリ)の利用

1行目に                                 setupの中に

                            
drawの中に

【演習】 円の上方移動(座標の記憶と変更)。
先ほど指定した座標(mouseX,mouseY)を今度は(x,y)に差し替える。
メモリ(変数)の値は保持され、y = y - 1; のように変更できる。


■Processing入門5:描画命令の利用A

1行目に                                 setupの中に

                            
drawの中に

【演習】 画像を読み込み円の代わりに描く。
ellipse(...); を image(img, x,y, 40,40); に差し替える。
1. まず、作成中のプログラムを保存する。(sketch_160824aというフォルダができる)
2. ball.png 画像を右クリックし、先ほどのフォルダ内に「名前をつけて画像を保存」。

下記のようにWWWの画像を直接指定することも可能。Dの2の代わりに以下を貼り付け。
img = loadImage("http://www.is.kyusan-u.ac.jp/~yonemoto/it-lec/ball.png");


■Processing入門6:条件文の利用


【演習】 ボールが見えなくなったら座標をリセット。
-100は画面外を表す適当な値。


■Processing入門7:ブラウザで実行するには

@サンプルのキット (webtest.zipファイル)をダウンロードし
 デスクトップ(またはダウンロードした場所)に解凍。 index.htmが編集対象(右クリック→プログラムから開く→メモ帳など)。
A該当箇所にProcessingのプログラムをコピー&ペーストし保存
Bindex.htmをダブルクリックしブラウザで実行
 (IEでは動作しないので、別のブラウザで開く。右クリック→プログラムから開く→Google Chromeなど)

■Processing入門8:モード管理


【演習】 円内でクリックしたら上に移動。
メモリ「s」は数値1でオン、0でオフ、を記憶する。sが1なら上移動が起こる。
y = y - 1; を if (s==1) { } で囲う。さらに s=0; を追加する。
absで絶対値(absolute value)を求める。例えばabs(-3)は|-3|を意味する。



ホームページ(Javascript)での動作例

※ChromeやFirefox, Edgeでは見れます。IEでは動作しません。

Java 2Dグラフィックスプログラミング演習の作品例

学生の発表会の作品です。よくできている例です。
ダウンロードし、ダブルクリックで実行(一部音が出ます)
※jarファイルの実行のために、jdk(Java開発キット:フリー)の環境がインストールされているPCが必要です。
※学生作品は、学内限定公開の条件でつくってもらっています。そのため、
 本日ご利用のPCで用いたユーザ名(c****)・パスワード(***)をご利用ください。

S.Yonemoto