ソナーにはアクチブ (こちらから信号を送り、その反射波から対象をみつける: 有効だが相手にもこちらの存在が判ってしまう) と、 パッシブ (相手の潜水艦の出す音を聞いて相手を識別する) があるが、 主としてパッシブを研究した。その中で、FFT を用いた信号処理は国内では先鞭を付けたと思う。 しかし事業には結びつかず (何せ政治が絡むもので・・・と言訳)。
試作装置そのものは不安定で原理確認ができた程度だったが、私が元の研究室に戻ってから、 隣の研究室できちんとした装置を作り直した。 この装置は 1970年の大阪万博など、博覧会や展示会で大活躍した。 万博での日立館の目玉はカラーレーザー TV だったが、 今のように全番組がカラーではない時代で、白黒番組の時間帯には見せ物にならない。 カラーのビデオ装置も入手困難な時代だった。
そこで、白黒番組の時間帯には、画面上に音楽信号のスペクトルを表示して見せた訳だ。 しかし、お客さんにどの程度、技術的内容を理解して戴けたか。
参考文献
言訳:紙幣鑑別と同じく、防衛関連は論文が書き難い
(紙幣鑑別でもソナーでも論文を書いた人はいるが)。
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First Written Before January 10, 1995
Transplanted to KSU Before August 27, 2003
Transplanted to So-net May 4, 2005
Last Update July 11, 2005