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葉隠聞書 (はがくれ ききがき)

有名な 「武士道と云ハ死ヌ事と見付けたり」 で始まる、武士精神を語った書。

文武両道に優れた佐賀藩士山本神右衛門常朝の教えを、同田代陣基が書き綴ったもの。 田代陣基は秘本として公開の意図はなかったとされるが、後に流出し、 佐賀藩の武士教育に使われた。一名:鍋島論語。略称:葉隠。

常朝の父(山本神右衛門重澄、下の引用文での前神右衛門)は、 鍋島家臣としての中野初代である中野神右衛門清明の実子である。

葉隠聞書第一巻、六〇条で
山本前神右衛門常に申し候詞数ヶ条書き留め候内、(中略)
一、草紙書物を取り扱ひ候へば則ち焼き捨て申され候。書物見るは公家の役、 中野一門は樫の木握りて武篇する役なりと申され候。
というように、山本家はこの時代は中野一門に属していた(後世、縁が切れる)。

常朝の父の言葉では、その他に
一、士は食はねども空楊枝、内は犬の皮、外は虎の皮
と言うのがあるが「武士は食はねど高楊枝」という成句の元になったのだろうか、 それとも独立して発生したのだろうか。

どうでもいい話 (読むと損するかも)


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First Written Before January 10, 1995
Transplanted to KSU Before August 26, 2003
Reorganized April 13, 2004
Last Updated August 8, 2006

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