石田俊研究室


研究内容資料

本研究室では大きく分けて4つのテーマで研究を行っている。
【テーマ1】 セルオートマトンを用いた応用について
セルオートマトンとは単純な構造を持つ遷移系で、あらかじめ決められた規則を基に 単調な変化から予測がつきにくいような複雑な変化をするような、様々な挙動をする 性質を持つ。 その変化の様子は多岐にわたるため、 自然現象のシミュレート、疑似乱数生成など様々な分野で応用される。

本研究室では様々な条件によるセルオートマトンの挙動を解析し、暗号化システムや 様々な設定(火事や渋滞)における避難流動のシミュレートなど、様々な分野への 応用について研究を行っている。
セルオートマトンの図

【テーマ2】 Eラーニングシステムの改良及び指導法と効果について
皆さんがご存知の通り、Eラーニングとはインターネット等を利用し、 パソコンやスマートフォンなどのICT技術を活用した学習体系のことである。 Eラーニングシステムはそれらを実現するためのシステムであり、多くのシステムが 存在する。本研究室ではMoodleと呼ばれるLMS(ラーニング・マネージメント・システム) を中心に研究を行っている。
一口にEラーニングと言っても、教科や指導内容、屋外や屋内などの学習環境はもとより 対象学生によっても、効果的な指導法は異なる。
また既存のシステムは利用者全員が求める機能を、完全に網羅して実装されているわけで はない。

本研究室では 自分自身が興味のある科目や対象者を設定し、効果的な指導法について 研究を行っている。(例:屋外でのコミュニケーション力育成、各教科に特化した指導法など)

さらに、本学や他の教育現場(協力いただいている高等学校など)からの 要望を調査し、新機能や補助システムの開発および評価を行っている。
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【テーマ3】 様々なデータの解析および解析結果の可視化について
自身が興味のあるテーマ及び仮説を下に データを収集し、データに潜む有益な情報の解析を行う。 さらに有益な情報の抽出法や可視化等の表現法を形式概念などを使って構築、検証し 改善を目指す。 吹き出し 吹き出し
【new テーマ4】 情報セキュリティ対策に関する補助教材および指導法
日常生活の上でインターネットを使う機会は非常に多く、情報セキュリティについて注意すべき事柄は非常に多い。 現在、本学ではKSU サイバーパトローラーという団体名で、サイバーパトロールや情報セキュリティに関する啓発を促す動画の作成など福岡県警と協力し情報セキュリティに関する活動を行っている。 情報に関する授業を初等、中等教育にて行われることが始まっているが情報セキュリティ対策について十分な理解がされておらず、低年層から高年層まで多くの被害が出ていることから、本研究室では 情報セキュリティ対策について理解が深まるよう補助教材および指導法の開発を行っている。


その他にはwebカメラを用いた監視に関する研究や、アンケート集計システムの開発を 行っている。