演算増幅器約 60台 (ラック3架) という化け物を作ったが、演算増幅器の周波数特性が悪く、
すぐ発振するので苦労した。
この装置に共同研究者が Cassy (Configuration Analog Speech Synthesizer)
という愛称をつけたら、事業部で気に入った人がいて、商標登録を出願した。
ところが、どこかのレコード会社で Cathy という商標を持っていて、
同じ電気製品で紛らわしい名前だ、と出願は却下されてしまった。
そこで、SMOG (Seidou Mogi Onsei Gousei) を提案したが、
出願以前に研究室内で却下された。
(
少し意味は違うが、声道合成模擬方式の音声合成システムに
"CASY (The Configurable Articulatory Synthesizer)"
という愛称をつけている研究者がいる。
)
私の研究成果自体は実用システムでは使用されてはいないが、 受注合戦では大きく貢献した筈である。
めでたく採録されたのは良いが、 なんと聴覚生理のセッションに入れられていた。 プログラム委員長が発表を分類するとき (論文自体は読んでいないだろうから) 標題から「音響刺激反応神経」に関する論文と思ったに違いない。
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First Written Before January 10, 1995
Transplanted to KSU August 27, 2003
Transplanted to So-net May 4, 2005
Last Update July 11, 2005