SVM を用いた高累積正解率を持つ多クラスパターン識別

丸山健一,丸山稔,宮尾秀俊,中野康明

情報処理学会論文誌, 44 [8], pp.2270-2273 (2003)

あらまし

本研究の目的は SVM を用いて高い累積正解率を持った多重仮説を構築することである. ある1つの候補を求める手法としては,DAGSVM が学習,識別時間の面で非常に優れている. しかしながら,累積正解率,つまり複数の候補を求めることを考慮していない. 本論文では DAGSVM と Max-Win アルゴリズムを用いたハイブリッドな認識手法を提案する. 具体的には,DAGSVM の結果に基づき,Max-Win アルゴリズムの候補を限定する. 実験の結果,提案手法は Max-Win アルゴリズムと同等の累積正解率でありながら, DAGSVM と同等の計算量であった.

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First Written February 24, 2004
Transplanted to So-net May 3, 2005
Last Update April 8, 2007

© Yasuaki Nakano 2004-2007