情報科学総合コースの学習・教育の量(2010年度以前)

 JABEEは学習・教育の量に関して2つの要件を課しています.

  1. プログラムは4年間に相当する学習・教育で構成され,124単位以上を取得し,学士の学位を得た者を修了生としていること.
  2. プログラムは学習保証時間(教員等の指導のもとに行った学習時間)の総計が1,800時間以上を有していること.さらに,その中には,人文科学,社会科学等(語学教育を含む)の学習250時間以上,数学,自然科学,情報技術の学習250時間以上,および専門分野の学習900時間以上を含んでいること.

 学習保証時間とは,教員の教授・指導のもとに行った学習時間です.従って,教室外での自習時間は原則として計算に入れません.また,単位数の計算においては45分を1時間,半期15回で15時間とするのが一般的ですが,学習保証時間の計算においては実時間を計算します.

 情報科学部では,情報科学総合コース履修要領第7条において,学習保証時間の総計を,人文科学,社会科学等250時間以上,数学,自然科学,情報技術250時間以上,専門分野の合計900時間以上を含め1800時間以上とすることが定められています.また,1学期14回の講義を実施しており(休講した場合は土曜日に補講を行っています),情報科学総合コース登録者の卒業研究における学習時間を380時間(ただし,2003〜2005年度入学生の場合)とすることにより,学習保証時間1800時間(人文科学,社会科学等250時間以上,数学,自然科学,情報技術250時間以上,専門分野の合計900時間以上を含む)以上を達成しています.2006年度以降の入学生については,新入生オリエンテーション(1泊2日)での教育ガイダンス,各年度始めの教育ガイダンスの時間を考慮して,卒業研究における学習保証時間を年度始めに決定することにしています.

 他の大学・短期大学において履修し取得した単位については,学生から申請があれば教授会の議を経て,本学において修得した単位として認められます(学則第19条,履修規程第25条).また,大学以外の教育施設等における学習についても,学生から申請があれば教授会の議を経て,学部における授業科目の履修とみなし,本学において修得した単位として認定しています(学則第20条,履修規程第26条).これらの単位を修得するために要した学習時間については,認定された単位数相当の時間を学習保証時間に参入するようにしています.

 編入生については本プログラムの対象としていません(情報科学総合コース履修要領第2条).また,転学部生については,3年次受け入れの場合と2年次受け入れの場合がありますが,3年次の場合は本プログラムの対象としていません.2年次の場合は,1年次終了時にプログラムの登録要件を満たせば本プログラムへの登録を認めています.学習保証時間については,本学の学部間の異動であるため,認定科目の学習時間をそのまま算入することにしています。